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【第七回・フィールドワーク完結編】熊本温泉大学・黒川温泉ゼミ(Episode02)~これぞ、ラムネの湯だぜ!!

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6月16日、フィールドワークも2日目になりました。

 

【黒川温泉の朝】

私が起きると、もう朝の7時40分でした。8時が朝食時間なので、「あー、朝風呂に入れないや」と思いましたが、「20分しかないと思うのか、20分もあると思うのか、自分の考え方次第だな」と思い直し、カラスの行水ではありましたが、朝風呂に入って目を覚ましたわけです。

朝食は、夕食かと目を疑うほどのボリュームで、かつ、どれも美味しかったです。

朝食を済ませて皆が荷物を整理し、9時に「ふもと旅館」を後にし、バスに乗り込みました。宿の方は、バスが見えなくなるまで、ずっと手を振ってくださっていて、まごころのこもったおもてなしをしていただきました。

黒川温泉の旅館は、宿泊した「ふもと旅館」に限らず、1日目の湯めぐりの時も、宿の方が次のお風呂のある宿まで送迎してくれるなど、大変行き届いたサービスをしていて、「黒川温泉一旅館」というコンセプトを徹底しているなあ、と感心しました。

さて、2日目のメインスポットは、わいた温泉郷と大分・長湯温泉です。

【わいた温泉郷】

わいた温泉郷は、黒川温泉からバスで40~50分程度の距離にある温泉地です。

わいた温泉郷は、一見ただののどかな村のように見えますが、畑の脇から民家のそばから至る所で、湯けむりがあがっていて、わいた温泉郷の中を散策するだけでも十分楽しいです。

自由時間を1時間あったので、1時間のんびり散策する人、ストイックに温泉めぐりをする人と、それぞれが思い思いの時間を過ごしました。

 

私は、日帰り入浴施設「湯けむり茶屋」と旅館「友愛山荘」のお風呂に入りました。「湯けむり茶屋」は、噴気地帯のそばにあるだけに源泉温度は100度に近いので、人が入れる温度まで下げていますが、それでもやはり熱い!!しかも泉質が塩化物泉なので、短時間お湯につかるだけで、かなり体がポカポカします

「湯けむり茶屋」は無色透明の温泉でしたが、次に入った「友愛山荘」は、日によって温泉の色が変わる温泉として有名です。私が入った時は水色でしたが、時間がたてばコバルト・ブルーになるようです

そして、あっという間に1時間が過ぎ、わいた温泉郷を後にしましたが、わいた温泉郷の方から、温泉クラスのメンバー全員、温泉卵をいただきました。わいた温泉郷の皆さん、ありがとうございます。ご馳走様でした。

 

【車内にて:クラス委員プレゼンツ旅のお供選手権】

わいた温泉郷から大分県・長湯温泉まで、バスで1時間弱かかります。バスでの移動時間を有効に利用すべく、旅のお供選手権を開催しました。

旅のお供とは、旅行に行くときに欠かせないと思っているおやつ等のことです。

各チームが、クラスのみんなに旅のお供を配ってプレゼンをしました。

自然チームは、「くまさんのおみくじクッキー」を出してきました。くまモンとおみくじをセットにしてつくられたクッキーで、引いたクッキーの包装材に「大吉」、「凶」などが書かれているユニークなクッキーです。

焼酎チームが出してきたのは、Kさんが海外出張の際に必ず持っていく「おしゃれ柿ピー」です。3種類の味から成っていて、普通の柿の種より大人の味がします。

名物チームが出してきたのは、「プチプチうらない」という駄菓子系チョコレートです。18種類の中から占いたい項目のチョコを取り出すと、「◎、○、△、×」のいずれかのマークが出てきて占えるという面白商品です。18粒1セットで23円とかなりお買い得です。

トリを務める温泉チームが出してきたのは、「おとぼけ豆」です。「青海苔」、「きざみ海苔」、「海老」の3種類の豆が入ったお菓子で、3種類の豆を同時に口に入れると、とぼけたような味になるんだそうです。

4チームの発表と試食を済ませた後は、いよいよ投票です。今回は、気に入ったものを1人2票投票できる仕組みにしました。

一番人気だったのは、温泉チームの「おとぼけ豆」でした。

とぼけた味というけど、3種類一緒に食べても美味しかったですよ。他のチームのものも当然美味しかったですが。

 

【長湯温泉】

長湯温泉に到着した時はもうお昼時になっていたので、「大丸旅館」で昼食をいただきました。

「大丸旅館」は、長湯温泉を代表する老舗旅館です。「大丸旅館」には、川端康成や井伏鱒二などの文豪の書簡が展示されていて、歴史と伝統を感じさせる宿です。

昼食のメニューについて、若社長から説明を受けました。若社長は朝大の人たちとあまり変わらないぐらいの年齢で、若さと歴史を受け継ぐ決意が肩で感じられました。

昼食で一番気に入ったのが馬刺しです。良い肉を使っているのか、馬刺しを口に入れた瞬間に肉が溶け、食事だけでも宿のこだわりが感じられました。

食事をいただいた後は、2時間程度、自由時間になりました。

まずは、石井先生が「『日本一の炭酸泉』と言われていて、一生に一度は入ったほうがいい温泉」と評した「ラムネ温泉館」に行きました。ラムネ温泉館は、有名な建築家である藤森輝信氏の作品だけあって、オシャレな建物です。

「ラムネ温泉館」のラムネ温泉は、二酸化炭素を多く含む炭酸水素塩泉で、遊離炭酸が1,380ppmもあります。ぬるま湯の温泉でいつまでも入っていたいというような温泉ですが、数分じっとしているだけで体中にブクブクの泡がついて、まるでラムネの中に体丸ごと入っているようでした。さすが、小説家の大佛次郎に「これぞ、ラムネの湯だぜ」と言わしめただけのことはあります。クラスのみんなが大満足の温泉でした。

 

私は、「ガニ湯」にも入りました!!

ガニ湯は、芹川の川べりにある、かなり開放的なお風呂で、女性はもちろんのこと、男性も入るのに躊躇しますが、「思い出づくりのためには入らなくちゃ」と決心し、橋の下で服を脱いで、ガニ湯に入りました。ガニ湯に入るのが珍しいのか、温泉クラス以外の一般の方から写真を撮られました。あまり身体に自信ないんだけどなあ。ガニ湯には、カニにちなんだ伝説があるのだそうですが、これでまた新たな伝説ができました(笑)

 

その後、大丸旅館のお風呂にも入りました。大丸旅館の温泉も、炭酸水素塩泉ですが、高温泉のため身体がかなり温まります。

湯めぐりした後は、大丸旅館に併設された喫茶店で、ラムネ味のかき氷をいただき、テラスでのんびり過ごしました。

【番外編:阿蘇の絶景】

何人かはバスに乗らず、長湯温泉で別れました。バスの車内から、阿蘇の絶景をじっくり見ることができましたし、少しだけ時間をいただいて、「大観峯」でバスを降り、雄大な阿蘇のパノラマを、眼に、レンズに焼きつけました。ここは、本当に日本なのか。皆がそれぞれ、そんなことを口にしていました。

阿蘇では、草原を維持するために毎年野焼きをしているんだそうです。結構大変なことをして、景観を守ってるんですね。

 【くまモンGO!】

一連のイベントが終わって、夕刻、熊本空港に到着しました。名残惜しいですが、このFWも終わりです。熊本空港で解散した後、皆がそれぞれ手配した飛行機に乗って、東京に帰りましたが、私が乗った便の飛行機は、偶然にも、くまモンラッピング機「くまモンGO!」でした。本当ついてました。

無事に羽田空港に着き、同じ便に乗り合わせたクラスメイトともお別れしました。そして、私たちがクラス委員を務めた「九州温泉大学クラス」のカリキュラムもすべて終わりました。

最後になりますが、石井先生、望月先生、事務局の氏家さん、そして、クラスのみんな、3カ月弱の間、色々ありましたが、つつがなく終えることができたのは皆さまのお陰だと思っています。

 

九州温泉大学クラスを契機に、クラスのみんなが温泉旅行だけでなく、旅をすることの良さに気付いていただけたら何よりです。引き続き、よろしくお願いいたします。

 

ありがとう。またね。

 【追記】(2013年7月2日)

今回のFWでお世話になった方々のホームページは下記の通りです。

「黒川温泉青年部」 http://www.kurokawaseinenbu.com/

黒川温泉「ふもと旅館」 http://www.fumotoryokan.com/

「熊本県阿蘇郡わいた温泉郷組合」 http://www.waita.info/

「長湯温泉 大丸旅館」 http://www.daimaruhello-net.co.jp/

JR九州「特急 あそぼーい!」 http://www.jrkyushu.co.jp/trains/asoboy/

以上です。

クラス委員 ムッシュ&にわちゃん


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